３歳を過ぎるまでは甘いもはガマンガマン！

お母さん方に質問です。砂糖の入った甘いおやつ、初めて食べたのはいつですか？実はこの甘いおやつ、お子さんには３歳を過ぎるまで与えないでほしいんです。なぜなら、三つ子の魂百までと言うように、、子どもの記憶に「甘い」と言う美味しさが強烈に焼き付けられからです。味覚体験の少ない子どもは、その甘さの虜になり「もっともっと」と欲しがるようになります。甘いものを食べる機会が多ければ、比例して虫歯になる機会も増えますから、お母さんのケアは大変。単純に甘いものを食べる機会を減らせば、虫歯になるリスクを減らせますが、一旦「甘さ」の味を知った子どもにとって、ガマンは至難の技でしょう。もちろん解決策はあります。「甘いおやつ」の存在を知らせないこと。知らなければ欲しがらないし、ガマンする必要も無い。その方が、子どもにとっては幸せではないでしょうか。

人は、お母さんのおっぱいから始まり、少しずつ様々な味を覚えていきます。3歳を過ぎ、ある程度の食体験を経て味覚が安定していれば、、「甘味」に対しても、そこまで強烈な欲求には至りません。そのような習慣をつけてあげること、それもひとつの虫歯予防であり、健康な歯を守ってあげる有効な方法でもあるのです。

日本歯科医師会「朝昼晩」より