歯周病とは?
歯周病とは
歯を支える組織が細菌により破壊される病気です。
ある程度以上の細菌がいないと発症しないので、細菌の住み家そのものである歯垢がなければ歯周病は起こりません。この細菌は、食中毒のサルモネラ菌などとは違い、誰のお口の中にも存在する細菌ですから、誰でもが感染する可能性があります。
歯と歯ぐきの境目に歯垢が蓄積すると、歯垢の中の細菌が原因で歯肉に炎症という戦いが始まります。
この炎症により歯肉が赤く、出血しやすくなり腫れてきます。これが歯肉炎といわれる状態です。そしてこの状態が続くと歯と歯肉の間にすきま(ポケット)ができるので、さらに細菌が住みつきやすくなります。
この細菌は空気を嫌う菌で、そこからもっと奥へ奥へと歯と歯肉の接着部分を壊し歯の根に沿ってもぐりこもうとします。こうして歯ぐきの内側の骨にまで炎症が及んだ状態が歯周病です。