歯周病の診断は?
歯周病はどのように診断するの?
歯周病の自覚症状は
1.歯を磨いていて血が出る
2.朝起きたとき口の中がネバつく感じがある
3.咬むと歯が揺れている
4.歯ぐきが腫れ歯が浮いたりした
などの症状が出て、歯周病じゃないかと思い恐る恐る歯科医院を受診された場合、歯科医院ではどんな検査をして歯周病と診断するのでしよう?
検査は次の項目が一般的です。
1.歯と歯ぐきの境目にある溝の深さを測る(溝の深さで歯周病の進み具合がわかる)。
深さを測ると、同時に歯垢や歯石がついているかどうか、歯ぐきから血が出るかどうかも
わかります。
2.歯がどの程度揺れているのか(ぐらつきの程度を検査)。
3.レントゲンを撮影して診査(歯茎の中の顎の骨や歯の根っこの様子を診査)。
おおよそ、この1~3の検査で歯周病の診断は可能です。
位相差顕微鏡による歯周病診断
インフルエンザには感染原のウイルスがいます。同じように、歯周病は感染症だと分かっていますので、原因の歯周病菌を確認しないとピンとこられない方も多くおられます。
残念ながらレントゲン写真には歯周病菌は写りませんので、歯周病菌の存在を確認するには位相差顕微鏡が必要です。特に磨きにくいところの歯と歯ぐきの隙間に付着している歯垢を、位相差顕微鏡を使って見ることで歯周病原因菌がいるかどうかを調べることが出来るのです。
位相差顕微鏡で歯垢の中に歯周病菌が確認できれば歯周病の診断もより納得いくことと思います。
歯周病菌を確認しての歯周病診断は位相差顕微鏡を備えた歯科医院でのみ受けることが出来ます。